デュアン・エディ

ロック音楽の最も基本的で不変的な要素の1つは、低音のギターリフでしょう。Rolling Stonesの「Satisfaction」やBeatlesの「Day Tripper」(65年)、ブルース・スプリングスティーンの「Born to Run」やエアロスミスの「Walk This Way」(75年)、Metallicaの「Enter Sandman」(91年)など、永遠に響き続ける低音のギターリフは、数多くのヒット曲を生み出し、数多くのギタリスト達を栄光へと導いてきました。この深く、そして逆らうことのできない音楽的な現象について、このリフを開拓し広めたアーティストとして偉大なるデュアン・エディにとても感謝しています。

デュアンは、ロックンロールに深く響く音を取り入れた最初のギターヒーローとして、永遠に尊敬されるでしょう。彼は、50年代後半から60年代前半にヒットした一連のインストゥルメンタル曲の中で、ギターの低音弦でドラマチックな単音のメロディーを奏で、トレモロとビブラート、そしてエコーをふんだんに使い、土曜の夜に魅力を増す車を連想させ、そして次の瞬間には西部開拓時代の広々とした景色を連想させる特徴的なサウンドを生み出しました。58年から63年にかけて15枚のシングルをトップ40にランクインさせたデュアンは、世界中で1億枚以上のレコード販売し、ロック史上最も成功したインストゥルメンタリストとなりました。


知っていましたか?

デュアンは、94年の春にロックの殿堂入りを果たしています。この年は、何百万人もの観客が映画「フォレスト・ガンプ」で「Rebel Rouser」を、「Natural Born Killers」では「The Trembler」を聴いたことでしょう。


キングオブ"Twang"

デュアンのアルバム・タイトルは、典型的にトゥワングという言葉を使ったユーモアに溢れています。「The "Twangs" the "Thang"」(60年)、「Twistin' and Twangin'」(62年)、「"Twangin' Up a Storm! 」(63年) 、そして彼のファーストアルバム「Have 'Twangy' Guitar - Will Travel」は、ロックンロールの金字塔となっています。

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