NEK! SPECIAL INTERVIEW -後編-

3月 27, 2026


NEK!らしさを忘れずに大きくなっていきたい

テクニカルな演奏が注目され、人気上昇中のガールズロックバンド、NEK!のインタビュー。後編では、目前に控えたメジャーデビューの意気込みに加え、昨年リリースした1stアルバム『MEME』の聴きどころ、さらには現在、バンドが取り組んでいる結成2周年記念ツアーの手応えをHika(Vo,Gt)とNatsu(Gt)に語ってもらった。

― お二人がギターという楽器に求めているものを聞かせてほしいのですが、お話をうかがっていると、見た目もけっこう重視されているようですね?

Natsu はい。ステージに立つ上で、やっぱり見た目というのはすごく大事だと思っています。しかも私たちはバンドなので、私にとってギターのビジュアルは一番大事かもしれないです。それぐらい目立つものなので、もちろん最終的には試奏してから決めるのですが、まずは自分の直感とフィーリングで選んでいます。あと、弾き心地も大事ですよね。私はリードギターということもあって、ハイポジションを含めていろいろなフレットを使うので、そこはとことん詰めたいですね。

 

― なるほど。見た目から入りながらも最後は音と弾きやすさで決める、と。

Natsu はい。そこでベストなものを選びます。

 

Hikaさんは?

Hika ほんとにNatsuの言う通りだと思います。見た目ももちろん大事なんですけど、決め手は自分が歌っていて気持ちいい音が鳴るかどうか。最終的にはそこで選んでいますね。

 

― さて、NEK!は今年にメジャーデビューすることが決まっていますが、その意気込みを聞かせてください。

Hika メジャーデビューはメンバーも含め、いろいろな人の支えがあったからこそできることなので、これからも応援してくれるみなさんと、いろいろな景色を見ていきたいと思ってます。

Natsu ゴールではなくあくまでもスタートなので、これからも誰一人欠けることなくバンドを続けて、自分たちの音楽をさらにたくさんの人たちに届けていけたらいいなと思っています。

 

― バンドとして、どんなふうに成長していきたいですか?

Hika 目標はその都度立てているのですが、NEK!らしさを忘れずに大きくなっていきたいと思っています。誰もが知ってるような存在というか、NEK!って聞いたら“あのNEK!ね”って言ってくれる方々がどんどん増えていったら嬉しいです。

Natsu バンドを始める前から私には憧れの人がたくさんいて、私もそうなりたいと夢見て活動を続けてきたのですが、いつか自分もそんなふうに憧れられる存在になれたらすごく幸せですね。

 

― 今現在のNEK!らしさってどんなことだと思いますか?

Hika プレイも含め、メンバーそれぞれに個性が立っているところだと思います。仲が良くて普段からわちゃわちゃしているんですよ。

Natsu 特にライヴでは、そこにファンの方たちを巻き込んでいけるのがNEK!らしさだと思っています。

 

― ギタリストとしてはどんなふうに成長していきたいですか?

Natsu NEK!のサウンドを支えつつ、自分の色味も加えていけるギタリストになっていきたいです。

Hika 私は歌いながら、カッコいいギターを鳴らし続けたいです。歌ももちろん大事なんですけど、ギターも同じくらい大事だと思っています。NEK!の4人で一緒に鳴らすことを大事にしながら、これからも頑張っていきたいです。

 

― ギターが好きじゃなくなったことはないですか?

2人 あります。

Natsu ずっと藤岡幹大さんに憧れていて、彼が亡くなった時に、憧れの人を失う喪失感でギターを離れていた時期があったんです。でも大学に入った時、“自分にできるのはギターしかない”と気づきました。誰かに憧れてギターをやるのもいいけど、自分が一番楽しいと思えなきゃダメだって思ってギターを再開したところで、Hikaに声を掛けてもらってNEK!を結成したんです。

Hika 私はまず“弾けない!”って。始めたばかりの頃にモチベーションが下がって、1年くらいギターをやらない時期がありました。それでも憧れる人がいたから、“やっぱりギターをやろう、もう1回挑戦しよう”と思えて。誰かに憧れることってすごいなって思うと同時に、自分もそういう存在になりたいなって思います。

 

Nek Special Interview D

 

― 昨年11月にリリースした1stアルバム『MEME』は、改めてどんな作品になったと思いますか?

Hika メンバーそれぞれ大きく成長できたと思います。レコーディングは限られた時間の中で、どれだけベストを尽くせるか、自分との戦いでした。それを乗り越えてきたという意味で、新しいNEK!をアルバムとして届けられたと思っています。

Natsu 曲の多彩さがNEK!の武器の一つなので、今回もそこは忘れずにいろいろな曲を作りました。バラードを2曲入れてみたりミドルテンポの曲も入れてみたり、NEK!らしい激しいロックもあったり。あとはライヴでお客さんと一緒に歌いたいと思って作った曲とか、ジャンルレスにいろいろな曲を作ったので、そこは聴きどころだと思います。

 

426日まで続く〈2nd Anniversary Live Tour 2026〉は『MEME』の曲を中心に演奏しているんですか?

Natsu いえ、新旧織り混ぜてやっています。

Hika 会場ごとにセットリストを変えています。

 

― それはすごい。今のところ、どんな手応えがありますか?

Hika 1本目のShibuya eggmanから半端なく盛り上がってもらえました。

Natsu ソールドアウトもできて。NEK!の初ライヴがeggmanだったのですが、そこをソールドアウトにしてツアーをスタートできるなんて、幸せだなと思いました。

Hika 最高のスタートを切ることができましたね。

Nats 昨年の11月に『MEME』のリリースを記念したワンマンライヴをやった時は、リリース直後でまだそこまで曲が浸透していなかったのですが、みんな聴き込んでくれたのか、完全に出来上がった状態で来てくれて。圧倒されちゃダメだって思うぐらいの熱気で応えてくれたんですよ。その日、東京は雪が降ったのですが、サウナ状態と言えるぐらい暑かったです。

 

― 各地盛り上がって、最高の状態でツアーファイナルを迎えられたらいいですね。

Hika ツアーを通して、成長した姿をお見せしたいと思ってます!

Natsu このインタビューを読んだ方にも遊びにきてもらえたら嬉しいです!

 

― ツアーが終わってからは、どんな活動をしていこうと考えているんですか?

Hika NEK!は活動していく中で「日本武道館に立つ」という目標があるんです。それに向けた活動をしつつ…。

Natsu 1人でも多くの人にNEK!の音楽を届けながら、さらに成長していきたいと思っています。

 

― ぜひ海外でも活動してください。

Hika 海外でも活動したいです。

Natsu NEK!の音楽を海外にも広めたいという気持ちがあるので、まずは一つ一つのライヴ、国内をしっかり頑張って、いつかは。夢がたくさんあります。

 

― それでは最後に、ギターを始めたばかりの人やこれからギターを始めようと思ってる人にメッセージあるいはアドバイスをいただけますか?

Hika 続けることが大事だなと私は思っているので、まずはギターを弾くことを楽しんでほしいです。

Natsu そう思います。始めたてって“何をやったらいいんだろう”って思うかもしれないですけど、好きじゃなくなってしまったらしんどくなっちゃうと思うので、最初はほんとに自分の好きなアーティストの曲から始めて、まずはギターに触れる時間を増やしてほしいです。弾き方を教えてくれる動画はYouTubeにいろいろあると思いますけど、人から何だかんだ言われて、イヤになっちゃったらもったいないと思うので、まずは自己流でいいから、とにかくギターに触れて、楽しいって思ってくれたら、それが一番いいなって思います。

 

Nek Special Interview E

Electromatic Premier Jet(写真左)
Streamliner Jet(写真右)

 


NEK!

2024年、結成。Hika(Vo,Gt)、Natsu(Gt)、Kanade(Ba)、Cocoro(Dr)からなる4人組ガールズロックバンド。メンバー全員がSNSで音楽を発信していたことが縁となり、Hikaが各メンバーにDMで直接声をかけて結成。ネットスラングで“頼れる姉貴”を意味する“ネキ”がバンド名の由来で、“スラングロックバンド”の愛称を持つ。2024年に1stシングル「Get Over」をリリース後、精力的な活動を展開し、2025年8月には初のゼップ単独公演を開催。同年11月にリリースした1stアルバム『MEME』は、ロックからバラードまで多彩な楽曲が揃い、高い演奏スキルを証明する作品として各方面から注目を集める。2026年2月より〈2nd Anniversary Live Tour 2026〉を開催中。同年、ポニーキャニオンよりメジャーデビューが決定している。