NEK! SPECIAL INTERVIEW -前編-

3月 20, 2026


これを持ったら、ギターを弾くことが楽しくなるだろうなって思えた

SNSで各々に演奏スキルの高いメンバーが集まり、結成からわずか2年。今年すでにメジャーデビューすることが決まっている人気上昇中のガールズロックバンド、NEK!を取材した。ギターを弾くHika(Vo,Gt)とNatsu(Gt)に、音楽的なバックグラウンドを尋ねながら、初めて弾いたグレッチギターのインプレッションを語ってもらった。

 

HikaさんとNatsuさんが音楽に目覚めたきっかけは?

Hika 私は小学生の時、『けいおん!』というアニメを見て、主人公の唯ちゃん(平沢唯)がギターを弾いている姿に憧れてギターを始めました。『けいおん!』の影響が大きかったので、最初はエレキギターから始めたのですが、そのあと、福山雅治さんのようなシンガーソングライターに憧れてアコギと歌を始めたんです。

Natsu 私は父から勧められたことがきっかけでした。父がギターを持っていたんです。

 

― お父さんが弾いていたんですか?

Natsu いえ、買ってはみたものの、三日坊主だったみたいです(笑)。眠ったままになっているギターがかわいそうだと思ったのか、“弾いてみないか?”と勧められたのが小3の時でした。

 

― そこからギターにハマっていったんですね?

Natsu はい。父はエリック・クラプトンさんが好きだったので、クラプトンさんの演奏をYouTubeで見ながら見よう見まねで弾いていました。そのあと、高校で軽音楽部に入って、そこでタブ譜というものを知ったんです。こんなに便利なものがあるんだってびっくりして、それからはタブ譜を見ながら練習するようになりました。

 

― シンガーソングライターに憧れて歌い始めたHikaさんが現在、バンドをやっているのは、やっぱりバンドをやりたいと思ったきっかけがあったんですか?

Hika 本当はずっとロックバンドをやりたかったのですが、周りに楽器をやっている子が全然いなくて、一度あきらめたんです。でも、高校生の時に、やっぱりロックバンドをやりたいと思って、長崎から上京してきてメンバーを探しました。

 

― 全員SNSで知り合ったということで、結成秘話も興味深いです。パフォーマンス力もすごく高いですし、スラングロックという言葉も皆さん自身でおっしゃっていると思いますが、今の方向性はどのように生まれたんですか?

Hika “スラングロックバンドでやろう”というのはみんなで話し合って決めました。1人1人SNSで活動していて、SNSで出会って繋がったバンドだからこそ、その言葉がしっくりきました。

 

SNSNatsuさんを見て、“この人のギターはすごい”と思って連絡したんですか?

Hika そうですね。こんなにかわいい子がタッピングをしてる!って(笑)。

Natsu 4人が初めて集まった時からフィーリングがぴったりで。会った時から、もう友達みたいな感覚でした。

Hika SNSで探している時から“この子かわいい、演奏もめちゃくちゃうまいし生で聴いてみたい”って思っていたので。最初からスタジオにみんなで入って、音合わせするところから始まりました。

 

― 音を出したり話し合ったりする中で今の形になっていったんですね。

Hika たまたまロック好きな子たちが集まったので、“ロックをやろう!”という方向性に揺らぎはなかったですね。みんな共通してBAND-MAIDさんが大好きなので、まずは全員の好きな曲をカヴァーしたりしました。

Natsu SNSの力ってすごいなと思います。

Hika SNSがなかったら出会えていなかったと思うと、逆に怖いくらいですよね(笑)。

Natsu それがすごいなって私も思いました。本当に初めましての人たちで、いきなり知らない子たちと音を合わせるなんて初めてだったので(笑)。

 

― それは何年前ですか?

Natsu 2年前です。3人が先に集まっていて、私はあとから合流しました。

Hika Natsuは1ヶ月くらい返事が来なくて。

Natsu たまたま私がDMをチェックしていなかったんです。何気なく見たらHikaから連絡が来ていて、急いで“興味あります!“と返事をして。そしたら“ギターだけまだ決まっていないんで”と言ってくれて、2回目のスタジオから合流しました。すでに3人の輪ができていると思ってめちゃくちゃ緊張して、“はじめまして、仲良くしてください”と言ったら、3人ともニコニコしながら“よろしくお願いします〜”って言ってくれて。そのままご飯に行きました。

 

SNSを見ていると、海外の方からもコメントがたくさん来ていますね。

Natsu あれは本当にびっくりしました。予想外で。

 

― 何かきっかけがあったんですか?

Natsu 「Get Over」のMVが海外でバズったんです。あとBAND-MAIDさんも海外でも人気だと思うのですが、一度BAND-MAIDさんのカヴァーをライブで演奏した際の動画を出したことがあって、そこにも反響が来ました。BAND-MAIDさんからNEK!に辿り着いてくれた方もいらっしゃるみたいで、すごく嬉しいです。

 

Nek Special Interview B

 

― さて、Hikaさんはギターを弾き始めた時、どんな練習をしていたんですか?

Hika タブ譜を見たり、YouTubeを見たりしながら『けいおん!』や福山雅治さんの曲をひたすらコピーしていました。

 

Natsuさんはクラプトンを真似るところから始めたとおっしゃっていましたが、現在のプレイスタイルを考えると、他のギタリストからも影響を受けているのでは?

Natsu 父から勧められてリッチー・ブラックモアさんとか、ローリング・ストーンズさんとかも聴いていたんですけど、やっぱりBABYMETALさんの神バンドさんに出会ったことが私のギター人生にとっては大きかったと思います。

 

― さて、今日はこれまでグレッチ以外のギターを使ってきたお二人に、グレッチのギターを弾いていただきましたがいかがでしたか?

Hika 初めて弾かせていただいたのですが、まず見た目がかわいいと思いました。すごくステージ映えしそうです。

 

HikaさんにはElectromatic Premier JetRobusto Burst)を弾いていただきました。音の印象はいかがでしたか?

Hika 生音の鳴りがすごくいいです。アルペジオも音がすごく立っていて、素敵なギターだなと思いました。思いっきりカッティングしながらロックもできるし、空気感のある曲でも使えそうだし、色んなサウンドに応えてくれそうだなという印象がありました。

 

― ありがとうございます。NatsuさんにはStreamliner JetGunmetal)を弾いていだきました。

Natsu グレッチっていうとボディがけっこう大きいイメージがあったんですけど、今回、弾かせていただいたStreamliner Jetはコンパクトで、これまでのイメージとは違うグレッチを体験できました。

 

― 音の印象はいかがでしたか?

Natsu NEK!の曲にも使えそうで、ぜひレコーディングで使いたいと思いました。

Hika 柔らかい音も硬い音も出るし、幅広い曲で使えるよね、きっと。

 

― どんな場面や、どんな曲で使いたいですか?

Natsu 音が抜けてくる印象があったので、リードギターとして活躍してくれそうだし、カッティングの歯切れもいいし、音に重みもちゃんとあるからバッキングにも合っている気がします。

Hika NEK!はロックのイメージが強いと思うのですが、バラード曲もあるので、私はそういう柔らかい曲にも使えると思いました。

Natsu 確かに。アルペジオを弾いたら映えそうだよね。

 

― ところで、今回いくつかあるモデルの中からこの2本を選んだ理由は?

Hika ぱっと見で“わっ、カッコいい”と思った第一印象で選びました。実際に弾いてみたら生音でもキレイな音が鳴るし、歪ませたら重たい音も残しつつ、すごくパワーのある音が鳴ったのでこれにしました。

 

― 弾きやすさはいかがでしたか?

Hika びっくりするぐらい弾きやすかったです。今使っているギターがボディもヘッドも重いので、これもそうなのかな?と思ったら、すごく軽いんですね。

 

― チェンバードボディと言って中空構造になっているんですよ。

Hika やっぱりロックをやっている以上、ステージでは激しく動きたいので、これならそれを叶えてくれると思いました。

 

NatsuさんがStreamliner Jetを選んだ理由は?

Natsu 悩んだのですが、ギターを選ぶ時はいつも自分が持っていない新しい色に出会いたいと思っているので、これを選びました。このギター、光の当たり方によって明るくなったり暗くなったり、色が変わるんですよ。まず、そこに惹かれました。ステージで使ったら、どんなふうに映えてくれるのか楽しみです。あと、ハムバッカーというところも私にとっては大きかったです。

 

― 弾きやすさはいかがですか?

Natsu ハイポジションも含め、弾きやすかったです。

 

Natsuさんが現在、メインで使っているギターと比べると、グレッチのギターはモダンというよりはトラディショナルだと思うんですけど。

Natsu そうですね。ボディが丸みを帯びたギターは持ってないので、これを持った時の自分の姿が、これまでとはちょっと違って見えてすごくワクワクしました。

 

― ギターを持った時にワクワクする気持ちは大事ですよね。

Natsu そう思います。これを持ったら、ギターを弾くことが楽しくなるだろうなって思えました。

 

― 今回、新たに発見したグレッチの魅力はありましたか?

Natsu ジャンルレスに使える幅広い製品を出されているという印象を受けました。

Hika そうですね。グレッチさんに対する印象がかなり変わりました。

 

Nek Special Interview E

Electromatic Premier Jet(写真左)
Streamliner Jet(写真右)

 


NEK!

2024年、結成。Hika(Vo,Gt)、Natsu(Gt)、Kanade(Ba)、Cocoro(Dr)からなる4人組ガールズロックバンド。メンバー全員がSNSで音楽を発信していたことが縁となり、Hikaが各メンバーにDMで直接声をかけて結成。ネットスラングで“頼れる姉貴”を意味する“ネキ”がバンド名の由来で、“スラングロックバンド”の愛称を持つ。2024年に1stシングル「Get Over」をリリース後、精力的な活動を展開し、2025年8月には初のゼップ単独公演を開催。同年11月にリリースした1stアルバム『MEME』は、ロックからバラードまで多彩な楽曲が揃い、高い演奏スキルを証明する作品として各方面から注目を集める。2026年2月より〈2nd Anniversary Live Tour 2026〉を開催中。同年、ポニーキャニオンよりメジャーデビューが決定している。